合唱団の歩み
設立
「松山少年合唱団」として、昭和39年(1964年)5月、小学4年~6年の男子だけの 合唱団として設立。
昭和56年(1981年)に小学5年~6年の少女を加え、「松山少年少女合唱団」と団名を変える。
「MBGC」の名で表すこともあるが、それは、「Matsuyama Boys & Girls Chorus」の頭文字をとっている。
設立当初の育成団体は、松山道後ライオンズクラブ、松山市、南海放送の三団体。合唱団の設立 動機として、二つのことが考えられた。
① 昭和38年のNHK全国学校音楽コンクールで、愛媛大学教育学部附属小学校が全国最優秀 となった。
その時の指導者は、久米孝義先生と高須賀タキ先生であった。
「少年合唱のすばらしさを、附属小学校の子どもたちだけでなく、松山の子どもたちにも経験させたい。」という声がわき起こった。
指導者には、もちろん附属小学校の二人の先生にお願いしたいという声があがった。
② 昭和35年頃、ウィーン少年合唱隊が来日し、天使の歌声を日本中に広めた。
それを機に、日本各地で子どもの合唱団の設立が始まり、愛媛でも今治で設立された。「ボーイソプラノ」という言葉も広がり、少年だけの合唱団が次々と生まれていた。
演奏会
◎ 愛媛県少年少女合唱連盟演奏会
愛媛県にある少年少女合唱団12団体が集まり、演奏を通じて交流する。
開催地は、東、 中、南予で持ち回る。
◎ えひめ総合文化祭
総合開会式および合唱公演にたびたび出演。
特に、合唱公演には、2~3年に1回出場。
◎ 松山少年少女合唱団定期演奏会
年に一度、定期演奏会を開く。
3月末頃、松山市民会館中ホールで 行う。
団員数の多い頃は、松山市総合コミュニティセンター「キャメリアホール」で行っ た。
昭和60年頃からは、卒団生も演奏会に加わり、演奏会を賑わしている。指導者の歌 やピアノのステージがあることも特筆すべきことである。
◎ 全日本少年少女合唱連盟演奏会
毎年、3月下旬に、全国各地(主に西日本)持ち回りで演奏会が行われる。
約45団体が 参加し、合唱を通じて交流を図っている。
平成28年3月は松山少年少女合唱団が主管となり、松山で行われた。
◎ 各種演奏会やイベントへの出演
年間数回、以下のような各種演奏会やイベントへの出演がある。
・いよてつ高島屋でのコンサート
「クリスマスコンサート」「母の日コンサート」
・「エデンの園」「ベテル病院」などへの各種慰問活動
・地元イベントへの出演
・松山道後ライオンズクラブ例会での演奏
・オペラ「ラ・ボエーム」や「カルメン」などに出演
夏季特別練習
夏休み中に、市内会場で終日の強化練習を行う。
愛媛県合唱連盟演奏会に向けて合唱の練習をするとともに、友達といっしょに生活する中でみんな の心を通わせていくことができる。
また、松山道後ライオンズの方たちの訪問があり、特別練習への支援やおやつの差し入れなど、子どもたちへの積極的なサポートをしていただいている。